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竹藪(やぶ)理論と一休さん  106

2023年5月25日

■「好きなお客さまだけを集めて
 収入と時間をコントロールできる」

 あなたが望むトレーナースタイルを
 あなた仕様にカスタマイズします。

 トレーナー育成コンサルタントの
 中野茂徳(なかのしげのり)です。

 

 

■ビジネス用語において
 「竹藪(やぶ)理論」というのは

 聞いたことがあるでしょうか?

 

 

■これは虎は竹藪の中で
 最も強みを発揮することから、

 自分の最も得意とするフィールドで
 勝負せよという意味です。

 

 

■野生の動物にとって

 色の識別は(カラーではなく)
 白と黒になってしまうそうです。

 

 

■とすると虎の縞模様は
 竹藪の中に潜むことで、

 餌となる動物たちにとっては
 目くらましになるのです。

 

 

■その中で勝負すれば
 ほぼ無敵状態になるのですが、

 ひと度平原に出ると、
 逆にその縞模様は
 すぐに目立ってしまい、

 勝負どころか、獲物と同じ土俵に
 立つことすらできません。

 

 

■そういった意味では、

 ビジネスにおいても常に
 自分の最も得意とするフィールドに

 相手を持ち込んで勝負する方が
 圧倒的に有利になるので、

 およそ商売においても
 うまくいくのです。

 

 

■また一休さんのとんち話で、

 屏風の中の虎の話も有名ですよね。
 (歌にも出てきますよね。)

 

 

■将軍さまに意地悪で

 お前(一休さん)がとんちで
 何でも解決できるなら、

 

 (夜に暴れて困っている)
 この屏風の中にいる虎を
 退治してくれないか?

 と頼まれた時のこと。

 

 

■一休さんは考えたあげく、

 「分りました。

  では、まずこの虎を屏風の中から
  出して下さい」と、

 逆に将軍さまに頼んだそうです。

 

 

■将軍さまが
 「そんなことできる訳ないだろ!」

 と言ったら、

 

 「将軍さまができないのだったら、

  そんな虎を退治することも
  できないでしょう」

 と言い返したそうです。
 (これには将軍様も辟易。)

 

 

■つまりこれもある種
 竹やぶ理論と同じで、

 虎を退治するなら

 まずは自分のフィールド(屏風の外)に
 連れ出すようにとお願いしたのです。

 (勿論、そんなことできないのは
  承知の上で。)

 

 

■これを自分事に置き換えると、

 あなたの「勝てる」フィールドは
 どこになりますか?

 わざわざ強敵が数多いる土俵
(レッドオーシャン)に

 乗り込んでいってないでしょうか?

 

 

■少し時間はかかりますが、

 ほぼほぼあなたしかいない
 という土俵を作って
 (ブルーオーシャン)、

 そこにいて勝負をかける方が
 賢明なのではないでしょうか?

 

 

■誰にでも向き不向きはあります。

 勝てる人は、
 己の向き不向きを熟知している人。

 

 

■といった意味では、

 今一度しっかりと自己分析
 (自分の観点だけではなく、
  他人の観点も入れて)をし、

 自分の強みと弱みを洗いざらい
 挙げてみては如何でしょうか?