脂肪は筋肉に変わる?
正しく筋肉をつけて
脂肪を落とす方法

はじめに「脂肪は筋肉に変わる」は正しくない?

ダイエットをすれば脂肪は減りますが、筋トレをしないと筋肉がなくなり、皮膚がたるんだ細いだけの身体になってしまいます。

昔からよく言われていた「脂肪は筋肉に変わる」という言葉も、実際には正しくはありません。

では、筋肉を減らすことなく脂肪を減らすにはどうすればよいのでしょうか?

筋トレをした人の身体は、脂肪が減るにつれて筋肉が大きく見えることがあります。

ですからかつては、一度脂肪をつけてそれを筋肉に変えましょうというジムトレーナーもいました。

しかし実際には、脂肪と筋肉は別物です。

筋肉は主にタンパク質からできており、脂肪は脂質からできています。全く別の物質ですので、脂肪が筋肉になることはありません。

筋トレをすると脂肪が減って筋肉が大きくなるのは、筋トレでエネルギーとして脂肪が消費され、筋肉に負荷がかかって太くなるからです。

筋肉は日常生活で使う分はあまり衰えませんが、使わない分はどんどん衰えていきます。

ですから脂肪を落とそうとして食事制限だけを始めると、脂肪と共に筋肉も落ちる可能性が高くなります。

筋肉が落ちてしまえば、日常生活のパフォーマンスも落ちてしまいます。

では、筋肉を維持しつつ脂肪だけを減らすにはどうすればいいでしょうか?

正しく筋肉をつけて脂肪を落とす方法① 筋トレをメインにして有酸素運動をサブにする

脂肪を減らすのであれば有酸素運動が効果的です。

しかし有酸素運動を長時間行うと、筋肉まで分解してしまう恐れがあります。

そのため筋トレをメインにしつつ、短時間の有酸素運動も同時に行なうことがおすすめ。

順番的には先に筋トレをしっかり行い、その後余力で持って有酸素運動をやるといった方法です。

筋肉量が増えれば基礎代謝は上がって脂肪燃焼率は高くなりますので、有酸素運動の頻度を調整してバランスを取っていきましょう。

正しく筋肉をつけて脂肪を落とす方法② 極端な食事制限はやめること

痩せるための極端な食事制限はやめましょう。

身体がエネルギー不足になれば、筋肉を分解してアミノ酸とエネルギーを作ろうとします。

あなたの理想の体形となるためには、「食事制限」ではなく「食事内容を見直すこと」が大切です。

お米や麺、パンなどは控え、野菜やお肉、お魚をしっかりと食べましょう。

良質なタンパク質をとれば、筋トレ効果も上がります。

プロテインを飲んで手軽にタンパク質を摂取することもおすすめですよ。

ボディーメイクは「運動2割、食事8割」を念頭に置いて、食事内容を見直しつつも筋トレに励みたい所。

筋肉と脂肪は別物です。筋トレをして脂肪が筋肉に変わることはありません。

とはいえ、ダイエットで食事制限だけをすれば脂肪も筋肉も同じように落ちてしまいます。

筋肉を落とさずに脂肪だけを落とすには、筋肉を刺激しながら食事内容に気を付けることが大切です。

やはりベースとなるところはしっかり筋トレと、タンパク質を多く含むバランスのとれた食事なのです。