タンパク質で太らない身体に
タンパク質を摂取するメリット

タンパク質は生きていく上で欠かせない栄養素

人の身体は殆んどがタンパク質から構成されています。
70%は水分で成り立っていますが、残りの30%のうち約20%はタンパク質です。
皮膚や髪の毛、筋肉などを形成し、ホルモンや免疫物質などの調整機能をつくる材料にもなっています。
タンパク質は人が生きていく上で欠かせないものですが、特に子供の成長にとってたいへん重要な栄養素で、身体を作りあげるだけでなく脳の発達にも大きな影響を及ぼします。

タンパク質摂取の効果①脳の働きに作用

タンパク質は脳を働かせる材料にもなります。
脳の機能や成長をつかさどる神経細胞はタンパク質でできています。
脳は多数の神経細胞がつながったものですが、それぞれの神経細胞に情報を伝達する役目をするのが神経伝達物質です。
神経伝達物質をつくるにもタンパク質の構成成分である必須アミノ酸が必要です。
タンパク質が不足すると、神経伝達がうまくいかず脳の反応が遅れ、記憶力や集中力の低下をまねきます。

必須アミノ酸は体内ではつくることができません。
そのために、どうしても食事で取り入れなくてはなりません。
必須アミノ酸は以下の9つの種類があります。
・トリプトファン
・リシン(リジン)
・メチオニン
・フェニルアラニン
・トレオニン
・バリン
・ロイシン
・イソロイシン
・ヒスチジン

これらの9つの必須アミノ酸は、同時に必要な量を摂る必要があります。
基準量に届かないものがあると、もっとも少ないものに合わせたタンパク質しか作れなくなり、他の成分が無駄になってしまいます。(「桶の理論」)

タンパク質摂取の効果②老化防止

タンパク質は、老化を防いでくれる効果もあります。
不足すると肌や髪にダメージが出たり、筋肉が損なわれて疲れやすくなったりもします。
新陳代謝に重要な役割を持つ健康な血管を保つためにもタンパク質は必要です。
いつまでも若々しくいられるようにしっかりとタンパク質を摂って、新陳代謝をより活発化させましょう。

タンパク質摂取の効果③カロリー消費

タンパク質は糖質や脂質に比べておよそ3〜4倍ほど消化吸収にエネルギーを要します。
それだけタンパク質を摂取した場合はカロリーを消費するということであり、また消化吸収に時間を要するということでもあります。(より腹持ちがするということ。)

まとめるとタンパク質は筋肉の材料であるとともに(そもそも筋肉はよりカロリーを消費します)、摂取することでエネルギー産出量が上がることからも、ダイエットにおいて欠かせないものとなるのです。