ご質問

パーソナルトレーナーとして独立する場合、
活動場所はどのような選択肢があるでしょうか?
いきなりパーソナルジムを開業するにしても、
初期投資費用を工面できるかどうか自信ありません。

独立したら・・・まず活動場所を決める

パーソナルトレーナーとして独立する際にまず決めなければいけないことの1つとして、活動場所をどこにするかが挙げられます。

いきなりパーソナルジムを開業するにしても初期費用の問題であったり、そもそも家賃をお支払いしてそこから利益を出していくための売上げが確保できるか、お客さまがついているかどうかという問題もあります。

初めはある程度お客さまがついていない限り、スポーツクラブやパーソナルジムと業務委託の契約を交わし、そこの場所を借りて活動するのが一般的です。
いずれの場合も固定の家賃は発生せず、活動時間に応じて施設利用料をお支払いする形です。
(いわゆる固定費ではなく変動費。)

パーソナルトレーナーに限らず起業する際に留意したいことは、いかに固定費を減らして変動費にするかだといえます。
固定費は売上げに関わらず発生するのに対し、変動費は活動に応じて発生するので、極端な話全く活動しなければ費用はゼロになります。

以上のことを鑑みると、初めはスポーツクラブやパーソナルジムと業務委託の契約を結んで活動することをお勧めします。

留意点・・・活動場所は様々

ただし1つ留意しておきたいことは、パーソナルジムを運営している会社の社員(もしくはスタッフ)として活動する場合です。
その際はそこのジム所属のトレーナーということで、集客はジム側が行うことになりになり、パーソナルセッションはそのジムに申し込んできたお客さまを充てがわれる形になります。

そうなると自分のターゲットというより、ジムのターゲットのお客さまが対象になります。
集客はジム側にほぼ委ねることになり、その分セッションあたりの給料は自らが集客して活動するよりもかなり低い金額にならざるを得ません。
(おそらく時給2000円から3000円程度。)

そこを了承の上で、ある一定の固定収入のため、指導経験を積むためと割り切って活動するのならいいですが、それだと雇われの形態と変わらないです。

独立起業し、自分のトレーナースタイル(ビジネススタイル)を構築したいようであれば、ゆくゆくは完全に独立して、(ジムの社員、スタッフではなく)ジムやスポーツクラブとは業務委託の契約で活動することをお勧めします。
その上でお客さまがついてくれば、ゆくゆくは自らのプライベートジムを構えて活動することも選択肢の1つとして考えられます。